秋葉原

2004年9月19日 日常
 秋葉原はドンドンとスゴいことになっているようだ。以前はあそこまでは、いってなかった気がする。

 確かに、前々からオタクの街という感じはあった。でも、それはパソコンを自作したり、マザーボードとメモリの相性などを詳しく知っていたりという、まだ工学部系の匂いを残したオタクだった。

 でも、今は違う。アニメ文化がそのまま入り込んでいる。いや、アニメというのが正しいのかもよくわからない。アニメの定義にもよるのだろうが、きっと広義のアニメというべきなのだろう。

 昔、『To Heart』というエロゲーに出てくる、「マルチ」というキャラクターのコスプレを見たときなどは、
「えっ、エロゲーのコスプレを女の子がしてるの?」
と驚いたものだが、今だったらほとんど驚かない。恋愛シミュレーションゲームという分類の中には、その中にSEXシーンが入っているものもあれば、いないものもある。ただそれだけのことなのだと思えるようになったのだ。
 この変化が正しいのか、おかしいのか、自分でもよくわからない。でも、このように考えるようになったからこそ、エロゲーでさえ、広義のアニメと受け入れられるようになったのであろうと思う。

 で、最近のアキバであるが、どうもそういうものが雑多な感じで当たり前に並ぶようになったと思う。H系のアニメやゲームなどが当たり前に並んでいる一方で、普通のかわいいアニメのキャラも並んでいる。しかも、コスプレの衣装が並び始めたから、なんだか洋服屋さんの様相も呈している。はっきりいって、本当に何がなんだかわからない世界。それでいて、昔ながらの電気屋さんも、パソコンの部品ショップもあるのだから、これはスゴい。

 時代の移り変わりによって、街の様相というのは変わるものなのだろうが、アキバという街を見ていると、なんだか日本という国をいろいろな意味で象徴しているような気がする。詳細はまた後日書きたいと思うが、今日も歩いていて、ふとそんなことを感じてしまった。

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