読みかけ日記

2004年9月22日 読書
 今読んでいる本がある。読み終わったら、ここにも感想を書こうと思っているんだけど、なかなか読み終わりそうにないので、とりあえず書きたいことを書いちゃおうと思う。
 ただ、まだ途中だから、書籍名は書かない。とりあえずボクの中にたまりにたまったものを書く。本当にただ言いたいことを言うだけ。だから、検索サイトから間違って飛んできた人は、決して読まないようにね!

〜●〜●〜●〜●〜●〜●〜●〜●〜●〜●〜●〜●〜●〜●〜●〜●〜

 本屋で平積みになっているのを見つけたときには、出るって知らなかったから本当に驚いた。だって、題名だけ発表されて、何年出なかったと思う?前作だって、ボクにとってはとっても遅かったというのに、今回といったら……
 しかも、この厚みは何?それに上下巻?京極夏彦じゃないんだから、勘弁してくれよ。しかも、京極夏彦みたいに読み飛ばせる内容ならいいよ。でも、あんたのは本格ミステリーじゃん。それに、あんたのことだから、いろいろ布石もおいてあって、結構凝った作りになってるんじゃないの?ああ、それをこの分量読めというのは、本当に大変だぞ。
 しかも、実際に読み始めたらこれが本当に大変。だって、これ、一人称小説じゃん。書き手が神の視点にいるような、普通の小説ならいいよ。でも、一人称ってことは、視点が定まっちゃうわけだよね。それなのに、その視点がフラフラといろいろな人に変わっていくなんて、明らかに意図的に混同させようとしているよね。
 一応、地の文で『僕』、『私』と使い分けているようだから、とりあえずそれを信用しながら読んでるけど、それって気が付くまで、今、誰の視点なんだかよくわかんないよ。
 それに、途中で地の文に『「私」』という自称が出てくるよね。これって、三人目ってこと?そうすると、登場人物の紹介で書かれている、『「私」』とは一致するけど、今までの『私』とは別の人なの?

 ああ、訳わかんね。

 本当に視点が動きすぎ。コロコロ視点が変わるんだもの。だから、本当に読みづらい。イメージがしづらい。話の流れもつかみにくい。
 だって、そうでしょ。確かに同じぶ厚くても、京極夏彦君なら安心して読めるよ。二階堂君の人狼城だって、厚いけど常識の範囲内の作品じゃない?
 でも、君の作品はどうなの?何人もの人の視点を行き来して、それぞれが違うんだか同じなんだか、よくわからない。しかもだよ、君のことだから、時間軸だって違うかもしれないでしょ。この部分は現代だけど、こっちは○十年前とか言いそうじゃない?
 ああ、そんなことを考えずに素直に読み進めればいいのかもしれないけど、結構つらいのよね。なんだか面白さが伝わらないの。っていうか、本当のことを言うと、前作もあまり面白いとは思えなかったんだけどね。

 とりあえず、上巻の4分の1くらいはきてると思うんだけど、また新しい奴が一人称で出てくるし、変な死体は見つかるし、それこそ時間はいつだかわからないし、読むのがつらいなぁ。
 もう一回最初から読みかえしてみようかな?そうすれば何かわかるかな?
 でも、そんなことを言い出すと、なんだか今までの作品を最初から読んでいって、それから読まないといけないような気もしてくるな。だって、なぜか画家とか出てきちゃうし。

 さあ、何とか読むぞ!
 明日は半分いくぞ!
 今月中には少なくとも上巻は読み終えるぞ!

 なんてことを自分自身に言い聞かせないと読む気がしない本って、どういう本なんだ。まあ、とりあえず最後まで読めば、「おもしろいなぁ」と言えるんだろうから、それを期待して頑張るとするか。

コメント