12月19日付 朝日新聞の報道「NHK「謝罪」特番生放送 海老沢会長「信頼損なった」」へのコメント:

 海老沢会長は辞めないらしい。改革を実現するまでは、辞められないという理屈だそうだ。

 なんだか今までにも聞き飽きてきたような理屈である。今までにもたくさんのトップが、そんな理屈により自分の権力に固執をし、その権威を失墜してきた。そして今もまた、新たに一人の男が同じ理屈により権力の座にしがみつき、一つの団体を奈落の底へ突き落とそうとしている。
 営業をしていればわかると思うが、新しい顧客を獲得をするのは大変なことである。しかし、既存の顧客を失うのはとても簡単なことである。もし、このまま支払い拒否が増えていき、その動きが口座引き落としにも広がっていけば、たとえそれから彼が辞めたとしても、その人たちがもう一度戻ってくる可能性は非常に低い。それを彼は理解していないのであろうか。何とも愚かなことである。
 まさかこの場で辞任を表明する訳にもいかないのであろうが、あまりにも反省のない態度に、思わず腹立たしさを感じたのはボクだけではあるまい。現場の気持ちのわからないトップを持つと言うことは、これほどまでに大変なことなのかと考えると、職員たちには同情せざるを得ないが、やはり彼に事態の大変さを知ってもらうには、より多くの人が受信料の支払い拒否をせざるを得ないだろうという気がした。

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