不親切な日本橋高島屋
2005年1月29日 洋服をプレゼントでもらったりすることは良くある。実は最近うちの母も高島屋の包装紙に入った洋服をもらった。ただ、一つ問題があり、サイズが少々小さかった。そこで、母は単身日本橋高島屋へ取り替えてもらいに行った。
店員に話しかけたところ、彼女は新人の女性にその仕事を押しつけた。そして、その新人の女性は何もわからないままにいろいろと訪ね歩き、母と一緒に売り場中をたらい回しにされたあげく、ようやく見つけた正社員にも無視をされ、ようやく最後の最後に目指す場所へたどり着いた。
ところが、そこでの対応もひどかった。その服は小さいのではなく、ぴちぴちに着るのが正しいというのだ。首さえもまともに入らないというのに……
だいたい中高年の洋服で、チビTみたいに着る洋服なんてあるだろうか?デザインにしても、それはちょっとおかしいのではないか。
そして、そう言って客をけむにまいた後、洗濯で縮んだら取り替えるなどと当てにもならぬ口約束をし、彼女は母を追い返そうとした。
ただ、問題はその後である。取り替えると言ったことがやばいと思ったのか、彼女は釘を刺してきた。つまり、本当にうちで買ったのですかというのである。そして、買った店舗でなくては取り替えられないし、買った時期がわからないと、いくらで買ったのかわからないからダメだというのである。
普通、プレゼントでもらった場合に、どこの店でいついくらで買ったかなどともらった相手に聞けるものだろうか?また、例えば大阪の知り合いとかが心斎橋の『高島屋』で買って送ってくれた場合、東京にいる私は新幹線に乗って大阪まで持って行かなくてはいけないのであろうか?それでは、なんのために同じ『高島屋』の看板を掲げて商売をしているのであろうか。
これでは『高島屋』などと言って高級店のような顔をしているが、その実はただの不親切なお高くとまった店に過ぎないのではないか。いや、もっと正確に言えば、高級なのではなく、単に客をバカにしている店こそが、『高島屋』という店ということになりはしないか。今どき、ヨドバシカメラだってどこの店舗で買ったかなどとは聞かない。ましてや、『高島屋』の箱に入り、『高島屋』の包装紙に包まれ、『高島屋』の紙袋に入った状態でもらったのであるから、本来であれば『高島屋』はその包装紙をつけただけの責任を会社として負うべきではないだろうか?ところが、うちの店舗か証明しないと、もしかしたら新宿の『高島屋』かもしれないから対応しません、あっちに行って下さいというのでは、なんのために同じ『高島屋』の包装紙を使い、同じ『高島屋』の看板を掲げて商売しているのかわからないではないか。
以前に某デパートに勤めていたという知り合いとデパート業界について話していたところ、三越や高島屋は落ちたという話が出たことがあった。かろうじて伊勢丹は違うという話をされたことがあったのだが、今回のことで、なんだか非常に身にしみた思いがした。
私は母の話を聞きながら、以前に自分が同様の状況にあったとき、伊勢丹の人が非常に親切に対応をしてくれたことを思い出した。彼女はすぐさま大きいサイズのものを探してきて、値札を見せないように気を遣いながら品物を確認させ、最終的には取り替えてくれた上に、きちんと包装をし直してくれた。
「高島屋には二度と行かない」と怒りながら話す母の手の中にあった、向こうが捨てようとしたというクシャクシャの高島屋の包装紙と、見知らぬブランドの紙袋に丸めて放り込まれたプレゼントの服を見て、知人の言った「伊勢丹は別としても……」という言葉の意味はこういう意味だったのかと、なんだかとてもわかった気がした。
店員に話しかけたところ、彼女は新人の女性にその仕事を押しつけた。そして、その新人の女性は何もわからないままにいろいろと訪ね歩き、母と一緒に売り場中をたらい回しにされたあげく、ようやく見つけた正社員にも無視をされ、ようやく最後の最後に目指す場所へたどり着いた。
ところが、そこでの対応もひどかった。その服は小さいのではなく、ぴちぴちに着るのが正しいというのだ。首さえもまともに入らないというのに……
だいたい中高年の洋服で、チビTみたいに着る洋服なんてあるだろうか?デザインにしても、それはちょっとおかしいのではないか。
そして、そう言って客をけむにまいた後、洗濯で縮んだら取り替えるなどと当てにもならぬ口約束をし、彼女は母を追い返そうとした。
ただ、問題はその後である。取り替えると言ったことがやばいと思ったのか、彼女は釘を刺してきた。つまり、本当にうちで買ったのですかというのである。そして、買った店舗でなくては取り替えられないし、買った時期がわからないと、いくらで買ったのかわからないからダメだというのである。
普通、プレゼントでもらった場合に、どこの店でいついくらで買ったかなどともらった相手に聞けるものだろうか?また、例えば大阪の知り合いとかが心斎橋の『高島屋』で買って送ってくれた場合、東京にいる私は新幹線に乗って大阪まで持って行かなくてはいけないのであろうか?それでは、なんのために同じ『高島屋』の看板を掲げて商売をしているのであろうか。
これでは『高島屋』などと言って高級店のような顔をしているが、その実はただの不親切なお高くとまった店に過ぎないのではないか。いや、もっと正確に言えば、高級なのではなく、単に客をバカにしている店こそが、『高島屋』という店ということになりはしないか。今どき、ヨドバシカメラだってどこの店舗で買ったかなどとは聞かない。ましてや、『高島屋』の箱に入り、『高島屋』の包装紙に包まれ、『高島屋』の紙袋に入った状態でもらったのであるから、本来であれば『高島屋』はその包装紙をつけただけの責任を会社として負うべきではないだろうか?ところが、うちの店舗か証明しないと、もしかしたら新宿の『高島屋』かもしれないから対応しません、あっちに行って下さいというのでは、なんのために同じ『高島屋』の包装紙を使い、同じ『高島屋』の看板を掲げて商売しているのかわからないではないか。
以前に某デパートに勤めていたという知り合いとデパート業界について話していたところ、三越や高島屋は落ちたという話が出たことがあった。かろうじて伊勢丹は違うという話をされたことがあったのだが、今回のことで、なんだか非常に身にしみた思いがした。
私は母の話を聞きながら、以前に自分が同様の状況にあったとき、伊勢丹の人が非常に親切に対応をしてくれたことを思い出した。彼女はすぐさま大きいサイズのものを探してきて、値札を見せないように気を遣いながら品物を確認させ、最終的には取り替えてくれた上に、きちんと包装をし直してくれた。
「高島屋には二度と行かない」と怒りながら話す母の手の中にあった、向こうが捨てようとしたというクシャクシャの高島屋の包装紙と、見知らぬブランドの紙袋に丸めて放り込まれたプレゼントの服を見て、知人の言った「伊勢丹は別としても……」という言葉の意味はこういう意味だったのかと、なんだかとてもわかった気がした。
コメント