ネコソギラジカル (上) 十三階段
2005年2月13日 読書
ISBN:4061823930 新書 西尾 維新 講談社 2005/02/08 ¥1,134
やっと、出た。でも、すぐに読み終わった。
一話完結とまではいかないまでも、それなりに中巻へと期待をつなげつつ、一つの区切りをもうけてきているので、中巻と下巻を待たずに読んでも大丈夫だった。でも、次がいつ出るかわからないというのは、あまりにひどい。本当なら去年のうちに完結していたはずなのに、上巻だけでさえこれだけ延期され、中・下巻は発売未定というのでは、あまりにも中途半端。最初からこのような形であれば、まだ良かったのだけど、いったん発売予定と言われてからの延期では、ちょっとなぁ……。
内容的には、今までの話に新しい登場人物を加えながら話を進めていき、謎としてきた部分を少しずつバラしていくという感じで、ある意味予想されたとおりの内容。もうこれはミステリーと言うよりも、完全にその世界についての小説。
まあ、だからといって面白さが減る訳でもなく、これを読み続けてきた人間にとっては、もう世界観が自分の中にできているから、ミステリーの定義なんてどうでも良く、普通に楽しめるところは、きっと作者によって計算され、読者として手なづけられてきた結果なのだろう。
ただ作者が作り上げた世界について解説を聞いているだけで、謎を解いてもらっているような気分にさせられるというのは、なかなかうまい小説の書き方だなぁと、ちょっと感心させられる。
やっと、出た。でも、すぐに読み終わった。
一話完結とまではいかないまでも、それなりに中巻へと期待をつなげつつ、一つの区切りをもうけてきているので、中巻と下巻を待たずに読んでも大丈夫だった。でも、次がいつ出るかわからないというのは、あまりにひどい。本当なら去年のうちに完結していたはずなのに、上巻だけでさえこれだけ延期され、中・下巻は発売未定というのでは、あまりにも中途半端。最初からこのような形であれば、まだ良かったのだけど、いったん発売予定と言われてからの延期では、ちょっとなぁ……。
内容的には、今までの話に新しい登場人物を加えながら話を進めていき、謎としてきた部分を少しずつバラしていくという感じで、ある意味予想されたとおりの内容。もうこれはミステリーと言うよりも、完全にその世界についての小説。
まあ、だからといって面白さが減る訳でもなく、これを読み続けてきた人間にとっては、もう世界観が自分の中にできているから、ミステリーの定義なんてどうでも良く、普通に楽しめるところは、きっと作者によって計算され、読者として手なづけられてきた結果なのだろう。
ただ作者が作り上げた世界について解説を聞いているだけで、謎を解いてもらっているような気分にさせられるというのは、なかなかうまい小説の書き方だなぁと、ちょっと感心させられる。
コメント