ISBN:4061824244 新書 姉小路 祐 講談社 2005/04/06 ¥882
読んでいて、どこまでが本当で、どこからがフィクションなのかわからなくなってきた。でも、一気に読了したと言うことは、とても面白かったということ。以前にも紹介したが、鯨統一郎氏の「邪馬台国はどこですか」シリーズを楽しめる人なら、きっとこれも楽しめるのではないかと思う。
内容としては、実際の史料を使いつつも、それに一部推論を加えて、新しい歴史の解釈を示すというのがメイン。だから、人が死んだりして、ミステリーっぽいこともやってはいるのだが、それはどちらかというと傍論的な部分でこじつけっぽく、あまり面白い訳ではない。
しかも、あまり出てくるキャラクターは魅力的でない。いや、鯨氏の作品での登場人物が、ある意味でマンガ的にキャラクターがたっているのに対して、この作品では現実の人間が描かれているために感じるのだと思うのだが、そういう意味ではエンタメ性が薄い。
だから、きっとこの本の評価は、読みやすさという観点も含め、好みが分かれると思うのだが、読み方としては疑わず、考えず、素直に読んでいって感心するのがよい本であろう。読もうか悩んでいる人には、ぜひ買って欲しい一冊ではある。
読んでいて、どこまでが本当で、どこからがフィクションなのかわからなくなってきた。でも、一気に読了したと言うことは、とても面白かったということ。以前にも紹介したが、鯨統一郎氏の「邪馬台国はどこですか」シリーズを楽しめる人なら、きっとこれも楽しめるのではないかと思う。
内容としては、実際の史料を使いつつも、それに一部推論を加えて、新しい歴史の解釈を示すというのがメイン。だから、人が死んだりして、ミステリーっぽいこともやってはいるのだが、それはどちらかというと傍論的な部分でこじつけっぽく、あまり面白い訳ではない。
しかも、あまり出てくるキャラクターは魅力的でない。いや、鯨氏の作品での登場人物が、ある意味でマンガ的にキャラクターがたっているのに対して、この作品では現実の人間が描かれているために感じるのだと思うのだが、そういう意味ではエンタメ性が薄い。
だから、きっとこの本の評価は、読みやすさという観点も含め、好みが分かれると思うのだが、読み方としては疑わず、考えず、素直に読んでいって感心するのがよい本であろう。読もうか悩んでいる人には、ぜひ買って欲しい一冊ではある。
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