数日前から家庭内でトラブル? 渋谷の短大生切断 [朝日新聞]
2007年1月6日 時事ニュース
01月06日付 朝日新聞の報道「数日前から家庭内でトラブル? 渋谷の短大生切断」へのコメント:
この事件については、だんだんと細かいことがわかってくるにつれて、彼の異常さが際だってくるように思う。
やっていることは簡単で、一つの方向に向かっている。つまり、見つからないように殺したいということだけだ。しかし、その一方で、抜けていると思われる部分や、見通しが甘すぎると思われる部分がある。つまり、下着を持ち歩いていたところや、遺体をそのまま自分の部屋に置いていたことである。
しかも、その際に、父親に対して臭う可能性があることを示唆し、部屋に入って換気をすることまで頼んでいるらしい。だとしたら、それは危険過ぎはしないだろうか。殺人を行ったものとして、そこまでやらせてしまっては、自分の管理下にないにもかかわらず、他人を入らせすぎではないだろうか。
実際、今回の件では、母親が見つけてしまっている。この最後の詰めの甘さは、その前の生ゴミ処理機で内臓などを処理したり、ルミノール反応が出ないようにお風呂をきれいに掃除したり、血のついた衣類を洗濯したり、持ち運びやすいように関節なども考慮しながら身体を解体したり、といった、用意周到とも思える一連の行為からすると、なんだか異様だ。
しかも、この人は殺す時に、三段階の行為を行っている。第一に、木刀で殴りつける段階。第二に、首を絞める段階。第三に、お風呂で溺死させる段階である。普通、衝動的に殺すとして、ここまで行くだろうか。衝動的に殴ってしまったというのはあるにしても、殴って、締めて、それを風呂場に連れて行って溺死というのは、かなり手が込んでいる。してみると、なんとなくだが強い意志を感じざるを得ない。殺すということに対する強い意志。そして、自分がやったという証拠を残したくないという強い意志。その二つの意志の中で、彼は前へ前へと進んでいってしまった気がする。
当然、それは間違った方向だったわけだが、きっと今の彼は、それが間違った方向だと認識できないのだと思うし、反省する気もどの程度あるのか疑わしい。きっと彼は、受験生というプレッシャーの中で、ドンドンと心がむしばまれていったのだろうと思うし、その中で彼は、受からない理由をドンドンと外へと求めてしまったのではないかと思う。
ボクからすると、そういう人間だからこそ、自分が悪いから受からないのだと受け止められないからこそ、なかなか成長もしないし、受からないのだと思うのだが、今さらそんなことを言ってみたところで遅いのだろう。
ボクは正直な話、彼の気持ちが全くわからないわけではない。そういう様々なプレッシャーに負けそうになってしまうとき、自分の心が弱いだけなのに、他人のせいのように思いたくなってしまうのは、実際によくあることである。だから、もうちょっとうまくやれたんじゃないかという、変な批判をしてしまう一方で、その弱さや間抜けさ故に、こんな結果を招いたのであるとも思ってしまう。
これから、彼の家族がどんな道をたどるのか知らない。両親の歯科医院だって、どうなるかわからないし、兄の将来だって、どうなるかわからないだろう。ただ、そんな中であっても、彼にはどこかの娘さんみたいに自殺しようとなんてしないでほしいと思うし、まずは今回のような結果を招いた自分の弱さを自覚し、反省した上で、また勉強をして、挑戦したいと言ってほしい気がしている。
この事件については、だんだんと細かいことがわかってくるにつれて、彼の異常さが際だってくるように思う。
やっていることは簡単で、一つの方向に向かっている。つまり、見つからないように殺したいということだけだ。しかし、その一方で、抜けていると思われる部分や、見通しが甘すぎると思われる部分がある。つまり、下着を持ち歩いていたところや、遺体をそのまま自分の部屋に置いていたことである。
しかも、その際に、父親に対して臭う可能性があることを示唆し、部屋に入って換気をすることまで頼んでいるらしい。だとしたら、それは危険過ぎはしないだろうか。殺人を行ったものとして、そこまでやらせてしまっては、自分の管理下にないにもかかわらず、他人を入らせすぎではないだろうか。
実際、今回の件では、母親が見つけてしまっている。この最後の詰めの甘さは、その前の生ゴミ処理機で内臓などを処理したり、ルミノール反応が出ないようにお風呂をきれいに掃除したり、血のついた衣類を洗濯したり、持ち運びやすいように関節なども考慮しながら身体を解体したり、といった、用意周到とも思える一連の行為からすると、なんだか異様だ。
しかも、この人は殺す時に、三段階の行為を行っている。第一に、木刀で殴りつける段階。第二に、首を絞める段階。第三に、お風呂で溺死させる段階である。普通、衝動的に殺すとして、ここまで行くだろうか。衝動的に殴ってしまったというのはあるにしても、殴って、締めて、それを風呂場に連れて行って溺死というのは、かなり手が込んでいる。してみると、なんとなくだが強い意志を感じざるを得ない。殺すということに対する強い意志。そして、自分がやったという証拠を残したくないという強い意志。その二つの意志の中で、彼は前へ前へと進んでいってしまった気がする。
当然、それは間違った方向だったわけだが、きっと今の彼は、それが間違った方向だと認識できないのだと思うし、反省する気もどの程度あるのか疑わしい。きっと彼は、受験生というプレッシャーの中で、ドンドンと心がむしばまれていったのだろうと思うし、その中で彼は、受からない理由をドンドンと外へと求めてしまったのではないかと思う。
ボクからすると、そういう人間だからこそ、自分が悪いから受からないのだと受け止められないからこそ、なかなか成長もしないし、受からないのだと思うのだが、今さらそんなことを言ってみたところで遅いのだろう。
ボクは正直な話、彼の気持ちが全くわからないわけではない。そういう様々なプレッシャーに負けそうになってしまうとき、自分の心が弱いだけなのに、他人のせいのように思いたくなってしまうのは、実際によくあることである。だから、もうちょっとうまくやれたんじゃないかという、変な批判をしてしまう一方で、その弱さや間抜けさ故に、こんな結果を招いたのであるとも思ってしまう。
これから、彼の家族がどんな道をたどるのか知らない。両親の歯科医院だって、どうなるかわからないし、兄の将来だって、どうなるかわからないだろう。ただ、そんな中であっても、彼にはどこかの娘さんみたいに自殺しようとなんてしないでほしいと思うし、まずは今回のような結果を招いた自分の弱さを自覚し、反省した上で、また勉強をして、挑戦したいと言ってほしい気がしている。
コメント