01月26日付 朝日新聞の報道「プリン30万個回収へ 細菌混入か オハヨー乳業」へのコメント:

 これからこういう風になってくるのだろうか。それとも、一時的なものなのだろうか。でも、これからの時代は、本来こうあるべきだと思う。

 不二家の事件により、こういった洋菓子は細菌検査の結果が出るのが遅いため、結果が出る前に出荷されるということが明らかになった。
 今回の件も、苦情が出ているような時点であるにもかかわらず、細菌混入のおそれがあるということで回収されているというのは、そういった意味であろう。
 だとしたら、今までであればもみ消して終わりだったのではないか。しかし、不二家の例を見て、後から発覚することの不利益を初めて知ることになった。それで、早期に回収することになったのであろう。

 本当に変なものを出したくないと思ったら。
 本当にお客様にきちんとしたものを提供したいと思ったら。
 きっと、こういったときの対応は一つに決まっているのだ。それができないのは、不祥事をしでかしたことにより、自社の評判を落としたくないとか、社内において責任問題に発展させたくないとか、きっとそういうことなのだ。

 だとしたら、そういう余計なことは考えずに、発表し、念のため回収するくらいがいい。間違っても、せいぜい幼児がおなかをこわすくらいだから大したことはないなんて、言ってはいけない。幼児が食べてもおなかをこわさないくらい安全であること。これは一つのブランドにおける重要な構成要素なのだ。

 不二家のことを、笑ってみている会社が、まだまだあるような気がする。第二の不二家が出てくるかは、経営者の感覚によるのだろうと思うが、ただしくあろうとすることこそが、経営者の正しい感覚であると当たり前に言われるような時代が来ることを望みたい。

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