02月02日付 朝日新聞の報道「中2男子がマンションから飛び降り死亡 千葉・松戸」へのコメント:

 いじめっ子が自殺したと言うが本当なのだろうか。だとしたら、これはあまり問題とすべきではないし、教育委員会を始め、学校の対応をあげつらうのは正しい反応ではない。

 今、問題となっているのは、いじめられるものたちの辛さである。いじめられて、死のうと考える者がいる中で、ようやく世の中がいじめる者たちを非難するようになった。ここで、いじめる者たちを責めてはいけないなどとなっては、結局そのしわ寄せはいじめられる者たちにいってしまう。それではいけないと思う。

 いじめる者たちが、非難をされて初めて、いじめられる者たちの辛さを知る。そしてそのとき、その自分自身に向かってきた辛さがいじめられる者たちへの逆恨みとなって、自殺をしてやろうなどと考える。こういった反応はあり得ることではある。しかし、だからといって、彼らに対して同情をし、擁護するようではいけない。なぜならば、彼らはあくまでも加害者なのである。

 最近、被害者の権利などという者が注目され、加害者にとっては厳しい環境が続いている。この傾向を貫くとすれば、今回の事件についても、いじめた側の人間については、厳しい目が向けられても仕方がないだろう。ただ、それが中学生であるというだけで、擁護すべき対象となるのであるとすれば、それはちょっとおかしいのであって、むしろ同じように考えることこそが正しいのではないかとボクは思う。

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